防衛相に経験者起用を検討 来月初旬の内閣改造 

 安倍晋三首相が来月3日にも実施する内閣改造で、稲田朋美防衛相の後任に防衛相経験者を起用する案の検討に入った。政府、与党関係者が26日、明らかにした。南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報隠蔽問題で揺れる実力組織を立て直し、文民統制(シビリアンコントロール)を徹底させる狙い。PKO日報や加計学園問題による逆風が強まる中、首相は安定重視の布陣へ最終調整を進める。

 防衛相経験者として後任候補に浮上するのは自民党の小野寺五典、林芳正、中谷元、浜田靖一各氏。防衛相を経験していないものの、経済産業相や自民党選対委員長を歴任した茂木敏充政調会長を推す声もある。


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