共産、費用弁償1千万を都に寄付 前都議6人が返還 

 共産党東京都議団は25日、都議が本会議や委員会に出席するたびに交通費などとして1日1万~1万2千円が支給されていた「費用弁償」について、22日で任期が終わった前都議6人がこれまでに受けた計1017万4千円を都に寄付したと発表した。

 実費が支給額を下回っても返還の必要がない費用弁償制度には批判が多く、記者会見した植木こうじ前都議は「かねて廃止か実費支給を主張してきた。言行一致の観点からも寄付した」と説明。都議団によると、都議が費用弁償を寄付の形で事実上、都に返還するのは初めてという。都議会は議員報酬などに関する条例を改正。費用弁償支給を4月から廃止した。


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