相模原殺傷、今も癒えぬ苦しみ 26日で1年、家族ら不安訴え  

多くの入所者らが殺害され、負傷する事件があった知的障害者施設「津久井やまゆり園」=2016年7月26日、相模原市緑区

 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が殺害され26人が重軽傷を負った事件で、共同通信は25日までに、入所者の家族らに自由記述のアンケートを実施し現在の思いを尋ねた。回答では、多くの入所者が体調変化や不安などの影響が続いているとし、苦しみが今も癒えていないことが浮き彫りになった。事件は26日で発生から1年となる。

 アンケートは今月、家族会を通じて約160人に発送し、40人から回答を得た。事件には「絶対に許せない」といった憤りの声が多く、施設建て替えについては現在地での大規模再建を望む人が大半を占めた。


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