福岡の豪雨被害1197億円 大分合わせ1400億円超に 

福岡県朝倉市の久喜宮小で始まった仮設校舎の建設工事=24日午前

 福岡県は24日、九州北部の豪雨による県内の被害額が1197億円に上ると発表した。23日までに把握した分の取りまとめで、額はさらに増える可能性がある。県は補正予算の編成などで本格的な復旧・復興に取り組む方針。大分県は被害額を少なくとも206億円としており、両県で被害は1400億円を超える。

 福岡県によると、被害の内訳は、公共土木施設関係が道路施設275億円、河川施設409億円、砂防施設89億円。

 農林水産関係は計288億円で、農作物17億円のほか、ため池の損壊など農地・農業用施設が130億円。山崩れによる林業被害も大きく、133億円としている。


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