首相、稲田防衛相の罷免要求拒否 「再発防止へ責任を」 

衆院予算委の閉会中審査に出席した安倍首相=24日午前

 安倍晋三首相は24日午前の衆院予算委員会で、南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報隠蔽問題に絡み、野党の稲田朋美防衛相に対する罷免要求を拒否した。「引き続き徹底的に調査を行い、改めるべき点があれば徹底的に改善し、再発防止を図ることで責任を果たしてもらいたい」と述べた。

 民進党の大串博志政調会長は、8月3日にも実施される内閣改造に触れ「稲田氏を改造まで引っ張り、何事もなかったかのように交代させ、(問題に)ふたをすることがあってはならない。即刻罷免すべきだ」と強調した。衆院安全保障委員会の閉会中審査も求めた。


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