JIS法、70年ぶり大改正 サービス分野に対象拡大へ 

 経済産業省の審議会は21日、品質や安全性の認証基準である日本工業規格(JIS)の対象を、現在の工業製品に加え、新たにサービス分野に広げる答申案をまとめた。経産省は工業標準化法を1949年の施行以来、約70年ぶりに大幅に改正して対応する。名称は「日本産業規格(JIS)」に変更する方針だ。

 改正法案は来年の通常国会への提出を目指し、改正後の法律名は「産業標準化法」とする。

 ITや人工知能(AI)の進展でモノとサービスの境界を越えたビジネスが生まれる中で、工業製品の枠にとらわれず幅広い分野で品質を保証する規格が必要だと判断した。


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