民進、野田幹事長交代論強まる 都議選敗北受け、慰留応じず 

 民進党内で20日、7月2日の東京都議選の敗北を受け、野田佳彦幹事長の交代論が強まった。党関係者が明らかにした。野田氏は都議選後、周囲に辞意を漏らし、慰留にも応じないことから、蓮舫代表は野田氏の交代も含め、適任者がいないか後任の検討に入った。

 党内では都議選総括の「ブロック会議」などを踏まえ、執行部の責任を問う声が強まっており、蓮舫氏が大幅刷新に踏み切る可能性もある。ただ責任が蓮舫氏にも及び、求心力がさらに低下するとの見方もある。

 野田氏が辞意を漏らしたのは、自ら身を引くことで、蓮舫氏が都議選の引責に追い込まれるのを回避する狙いがあったとみられる。


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