規制委員長、原発で現場聴取へ 東電柏崎刈羽の審査、異例対応 

新潟県の東京電力柏崎刈羽原発

 原子力規制委員会の田中俊一委員長が、東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の再稼働の適否を判断する審査を巡り、現地を今月27日から2日間の日程で訪れ、現場の運転責任者らから安全確保に関する基本的な考え方などを直接聴取することが20日、規制委関係者への取材で分かった。

 6、7号機の審査は、施設や設備の安全対策の大半については終了し、終盤を迎えているが、福島第1原発事故を起こした東電に関しては他の電力会社とは異なり、社内で安全文化が育っているかの確認も事実上、審査合格の条件となっている。

 2012年の規制委発足後、委員長が現場で聴取するのは初めて。


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