男性優遇と感じる女性が半数 企業で働く男女を調査 

 職場で男性が女性より優遇されているかどうかについて、「優遇されている」と回答した女性の割合が半数近くに上り、男性に比べて際立って多いことが20日、東京大の中原淳准教授(人材開発学)と人材育成会社「トーマツイノベーション」(東京)の共同調査で分かった。昇進の意欲に関する質問でも、女性は男性より低かった。

 中原准教授は「女性は働く意欲が高いのに、企業内の環境が良くないせいで昇進に見切りをつけてしまっている可能性がある」と指摘。「キャリアを積む上で男女差が生じないよう、組織全体で問題意識を持って取り組む必要がある」と話している。


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