2017年7月20日 11:00 | 無料公開
市立東小に寄贈された「忠犬タロー」の石こう像前で記念撮影する児童たち=20日午前、茨城県石岡市
茨城県石岡市で離れ離れになった飼い主を捜すため約17年間、駅に通った「忠犬タロー」の石こう像を市民有志が作り、当時、すみ着いていた市立東小に贈った。記念の式典が20日、開かれた。
市民有志は今春、けなげな生涯を後世に伝えようとタローの銅像をJR石岡駅に設置した。石こう像は銅像の型として作ったもので、デザインや約80センチの高さも同じだ。
式典で、タローがいた時に校長を務めた橋本千代寿さん(97)が「タローが偉いのは、お世話になった人の恩を忘れなかったこと。みんなもお父さん、お母さんの恩を忘れず勉強してください」と呼び掛けた。