地域限定、特区の場で議論せず 加計問題で内閣府が説明 

国会で行われた「加計学園」問題に関する民進党調査チームの会合=12日午後

 政府の国家戦略特区制度を活用した学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設計画を巡り、特区を担当する内閣府の塩見英之参事官は12日の民進党調査チームの会合で、昨年11月9日の特区諮問会議で示された「広域的に存在しない地域に限る」との新設条件について、特区ワーキンググループ(WG)の場で正式に議論したことがないと明らかにした。

 民進党の玉木雄一郎氏は「非公式な場で決めており、極めて不透明。プロセスを明確にしなければ、規制緩和の名を借りた利益誘導と言われても仕方ない」と批判した。


  • LINEで送る