はやぶさ2、小惑星まであと1年 「順調に飛行」とJAXA 

小惑星「りゅうぐう」に近づく「はやぶさ2」の想像図(JAXA・池下章裕氏提供)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12日、探査機「はやぶさ2」が目的地の小惑星「りゅうぐう」に約3千万キロまで近づき、あと1年で到着すると発表した。2014年12月の打ち上げ以来、約24億キロを順調に飛行したという。りゅうぐうで岩石の採取を目指す。

 りゅうぐうは、地球や火星の公転軌道付近を回る、直径約900メートルのほぼ球形の小惑星。JAXAによると、はやぶさ2は現在、りゅうぐうを秒速約26キロで追尾し、約3140万キロに迫った。18年初めから約半年間、イオンエンジンを噴射し、同年6~7月に高度20キロに到達する。


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