2017年7月12日 18:40 | 無料公開
宮城県名取市閖上地区のかさ上げ地に完成した災害公営住宅で、市職員から説明を受ける伊藤専太郎さん(右)=12日午後
東日本大震災の津波で700人以上が犠牲になった宮城県名取市閖上地区のかさ上げ地に、マンションタイプの災害公営住宅4棟が完成し、12日、入居する被災者向けの見学会が開かれた。
見学会には約40人が参加。市の担当者の説明を受けながら、入居予定の部屋と同じ間取りの部屋や、緊急時には避難場所になる最上階の集会所を見て回った。
名取市によると、4棟が立つのは海岸から約600メートルの津波浸水域で、震災後に約5メートルかさ上げされた。6階建てで計140戸あり、現在は約124世帯の入居が決まっている。