住宅密集地の斎場「反対」と提訴 大阪、近隣住民「平穏害す」 

 住宅が密集する大阪市旭区の公道上で葬儀が行われ、平穏に日常生活を送る権利を侵害されたとして、近隣住民らが市内の斎場運営会社に営業の差し止めを求めて提訴し、12日に大阪地裁(金地香枝裁判長)で開かれた第1回口頭弁論で会社側は請求棄却を求めた。

 訴状によると、同社は2015年11月に旭区内の市道に面した土地と建物を購入。当初は住民らに事務所として使うとしていたが、翌12月から斎場の営業を始めた。事前の説明では「出棺時は近隣や通行人から見えないようにする」「空気清浄器を設置してにおいの対策をする」などの方針を示していたという。


  • LINEで送る