千葉の女性強盗殺人で無期懲役 地裁「残忍な犯行」 

 2016年4月に千葉市稲毛区の契約社員茅野利奈さん=当時(41)=を殺害したとして、強盗殺人などの罪に問われた無職藤長稜平被告(30)の裁判員裁判で、千葉地裁は12日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。

 楡井英夫裁判長は判決理由で「包丁で首を突き刺して致命傷を与えたと認識しながら、さらに首や腹を何度も刺した犯行は残忍だ」と指摘した。

 弁護側は「騒がれたので殺害せざるを得なかった」などとして懲役25年が相当と主張していたが、楡井裁判長は「遊ぶ金が欲しいという身勝手な動機で犯行に及んでおり、酌量の余地はない」と退けた。


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