JR北海道の報酬削減、全役員に 不採算路線路線見直しで 

 JR北海道の島田修社長は12日の定例記者会見で、同社が進める不採算路線見直しの経営責任を明確にするため、既に役員報酬を30%削減している社長ら3人以外の役員全員について、7月から当面の間、報酬を10~20%削減すると明らかにした。

 専務と常務計3人が20%、その他の取締役と監査役計14人が10%の削減。見直し対象路線の沿線自治体側からコスト削減を求める声があり、役員らからも削減の申し出があったという。役員報酬額は公表していない。

 島田社長は記者会見で「重要課題を不退転の決意で解決しなければならず、一定の経営責任を果たすべきだと考えた」と話した。


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