天竜川転覆事故、9月に二審判決 無罪主張の元船頭主任 

 2011年に浜松市の天竜川で川下り船が転覆し乗客ら5人が死亡した事故で業務上過失致死罪に問われ、一審静岡地裁で執行猶予付きの有罪判決を受けた運航会社「天竜浜名湖鉄道」の元船頭主任小山正博被告(68)は12日、東京高裁の控訴審初公判で改めて無罪を主張した。即日結審し、判決は9月20日。

 事故時に乗船していなかった小山被告側は「船頭の管理責任を負う立場にはなく、事故は予見できなかった」と主張、検察側は「被告は船頭のリーダー役として、自ら指導や訓練をする義務があった」と棄却を求めた。


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