2017年7月10日 12:15 | 無料公開
国立がん研究センターとNECは10日、大腸の内視鏡検査中に、がんや、がんの前段階のポリープを自動的に検知して医師に伝え、診断を助ける人工知能(AI)システムを開発したと発表した。見逃しを防ぐことで、大腸がんによる死亡が減らせると期待される。 内視鏡で得られた画像に異常があるとAIが判定すると、警告音を鳴らした上で、モニター上でその場所を囲んで示し、医師に知らせる仕組み。 早期の大腸がんやポリープの患者の画像約5千例をディープラーニング(深層学習)という手法でAIに学習させた後、さらに約5千例を見せて判定させたところ、異常な部位の98%を発見できた。