シリア南西部停戦が発効 米ロ主導、持続は不透明 

シリア南西部クネイトラで、対空兵器の脇に立つ反体制派の兵士=8日(ロイター=共同)

 【イスタンブール共同】トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領が7日の初の首脳会談で合意したシリア南西部の停戦が9日、発効した。トランプ政権下で初のシリア和平に向けた具体的な動きだ。ただ7年目に入ったシリア危機では、米ロなどが仲介した停戦と停戦崩壊が繰り返され、今回の停戦も持続するかどうかは見通せない。

 シリア内戦は、アサド政権をロシアとイランが支え、米国は反体制派を支援する構図。タス通信によると、ロシアのラブロフ外相は、停戦対象のシリア南西部はダルアー、クネイトラ、スワイダの3県だと述べた。武器使用を禁じる安全地帯を設置するとしている。


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