劉暁波氏の国外移送は可能 米独医師見解、監視下で入院中 

劉暁波氏

 【瀋陽共同】末期の肝臓がんのため中国当局の監視下で入院しているノーベル平和賞受賞者の劉暁波氏(61)について、診察した米国とドイツの医師が9日、治療のための外国移送は可能との見解を示した。ロイター通信などが報じた。

 入院先の遼寧省の病院は8日、国外移送に関し、米独2人の医師が外国に移送しても現在の治療より良い方法はないと述べたと発表していた。移送は可能との見解を2人が示したことで、移送を認めていない中国当局の対応が注目される。

 医師2人は9日に声明を出し「適切な看護とサポートがあれば、安全に移送することは可能だと信じている」とした。


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