ベネズエラ野党指導者の収監解く 国際社会圧力で? 

8日、ベネズエラ・カラカスで、支持者の声に応える野党指導者レオポルド・ロペス氏(ロイター=共同)

 【リオデジャネイロ共同】南米ベネズエラの反米左翼マドゥロ政権への反対デモを扇動したとして服役中だった野党指導者レオポルド・ロペス氏(46)が8日、健康悪化を理由に突然、軍刑務所での収監を解かれ自宅軟禁となった。同氏の弁護士は「健康に問題はない」とし、政権側の思惑は不明だが、「政治囚」だとして釈放を求めていた国際社会の圧力が奏功したとの見方もある。

 ロペス氏は野党連合を構成する大衆意志党党首で、首都圏のチャカオ市長を2000年から2期務めた。国民の人気が高く「いま大統領選が実施されたら最有力候補」(現地関係者)との声もある。


  • LINEで送る