米中、圧力強化で平行線 対北朝鮮、協調は維持 

 【ハンブルク共同】トランプ米大統領は8日、中国の習近平国家主席とドイツ北部ハンブルクで会談し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した北朝鮮への「対応が必要だ」と述べ、北朝鮮に非核化を迫るために一段の行動を取るべきだと訴えた。これに対し、習氏は「対話を通じた問題解決」を図るべきだと従来の立場を主張。米国が中国に求める北朝鮮への圧力強化を巡り、議論は平行線に終わった。

 ホワイトハウスによると、両首脳は朝鮮半島の非核化に取り組んでいくことを確認。中国国営通信、新華社は、北朝鮮核問題の解決のため両首脳が意思疎通と協調を維持することで合意したと伝えた。


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