「劉暁波氏は終末期」と病院 米独医師も診察と発表 

劉暁波氏

 【瀋陽共同】末期の肝臓がんと診断され、中国当局の監視下で入院しているノーベル平和賞受賞者の劉暁波氏(61)について、入院先の遼寧省瀋陽市の病院は8日、ウェブサイトで、劉氏の病状について「終末期」にあるとの医療チームの見解を示した。また米国とドイツの医師が同日に劉氏を診察したと発表した。

 7日からドイツで20カ国・地域(G20)首脳会合が開かれている中、中国の習近平指導部は欧米の医師を劉氏の治療に関わらせる異例の対応を取ることで、人権問題で中国への批判を回避する狙いがあるとみられる。


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