マレーシア、北朝鮮労働者を拒否 正男氏殺害で独自制裁へ 

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された現場となったマレーシアが、北朝鮮への独自の経済制裁として、北朝鮮人労働者に労働許可証を発給しない方針を決定したことが、28日までに分かった。マレーシア政府当局者が明らかにした。同国は北朝鮮の友好国の一つだったが、2月の殺害事件を機に関係が悪化、核・ミサイル開発阻止へ包囲網強化を狙う米国に歩調を合わせた。

 北朝鮮は外貨稼ぎのために中国やロシア、東南アジアなどに多数の労働者を派遣、核開発の重要な資金源になっているとされる。同様の動きが各国に広がれば、北朝鮮にとっては大きな打撃だ。


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