2017年6月27日 18:33 | 無料公開
「大日本除虫菊」の紀州工場で、蚊取り線香の品質を確認する従業員ら=27日午後、和歌山県有田市
蚊に悩まされる夏のシーズンを前に、「金鳥」の商標で知られる蚊取り線香の製造が「大日本除虫菊」の紀州工場(和歌山県有田市)で最盛期を迎えている。蚊取り線香は有田市が発祥の地とされ、同社の国内向け製品は全て和歌山県から出荷。この時期は1日の生産量が計約30万巻に上る。
今年はローズの香りがするミニサイズの商品を発売。燃焼時間は短いが、使い勝手が良く、女性にも人気だという。
蚊取り線香は殺虫効果のある除虫菊など約10種類の粉末に染料と水を混ぜ、いったん板状にしたものを渦巻き形に打ち抜き、乾燥させて作る。