2017年6月27日 17:49 | 無料公開
資料を捏造したとして拘束された韓国「国民の党」の党員(中央)=27日、ソウル(聯合=共同)
【ソウル共同】韓国大統領選が迫った5月、現与党「共に民主党」候補だった文在寅大統領の息子の就職を巡る特別待遇疑惑を中道野党「国民の党」が取り上げた際、根拠として示した資料が党員により捏造されたものだったことが27日までに分かった。同党は謝罪に追い込まれた。
検察は26日、公職選挙法違反の疑いで30代の女性党員を拘束。韓国メディアによると、党員は、親戚を文氏の息子の知人に仕立てて「(息子は)お父さんが口利きして履歴書だけ出せばいいと言っていた」と語らせ、虚偽内容の音声ファイルを作った疑いが持たれている。
国民の党は保守系の最大野党「自由韓国党」に次ぐ勢力。