画家ダリのDNA鑑定命じる スペイン、隠し子主張巡り 

サルバドル・ダリ=1942年(AP=共同)

 【パリ共同】スペインからの報道によると、シュールレアリスムの代表的な画家ダリ(1904~89年)の「隠し子」を名乗る女性(61)が親子関係を確定させるためのDNA鑑定を求める訴えを起こし、裁判所は26日、遺体を掘り出し鑑定を行うよう命じた。

 遺体はダリの生地でもあるスペイン北部カタルーニャ州フィゲラスに埋葬されており、遺品などを管理する財団は鑑定を差し止めるため、上訴を検討している。

 女性の母は50年代に家政婦としてダリのそばで働き、晩年に「あなたの本当の父はダリだ」と打ち明けていたという。


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