2017年6月27日 02:00 | 無料公開
ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)と長崎県地盤の十八銀行が10月に計画する経営統合が、再延期を避けられない情勢となったことが26日、分かった。複数の関係者が明らかにした。独占禁止法に基づく公正取引委員会の審査が難航し、承認の見通しが立たないため。FFGと十八銀は1月に統合時期の半年間延期を決めたが、今回は次の統合目標時期を示さない「無期限延期」となる可能性もある。 現行の統合計画では、経営統合した上で、十八銀とFFG傘下の親和銀行の県内上位2行が1年後に合併する予定だった。ただ合併すれば金利が高止まりしかねないとして、公取委が懸念を示していた。