2017年6月26日 18:05 | 無料公開
連続青酸事件の筧千佐子被告の初公判が開かれた京都地裁の法廷=26日午前(代表撮影)
青酸化合物を使った近畿の連続殺人事件で、高齢男性4人への殺人罪などに問われた筧千佐子被告(70)の裁判員裁判の初公判は26日午後も京都地裁(中川綾子裁判長)で続き、京都府向日市の夫勇夫さん=死亡当時(75)=が殺害された事件の審理に入った。
検察側は勇夫さん事件の冒頭陳述で、勇夫さん宅のプランターの土中から、青酸の成分が入ったポリ袋が見つかっていることに絡み、同じポリ袋が堺市の千佐子被告の別宅マンションにあったと明らかにした。「入手先は解明していないが、被告の身近に青酸化合物があった」と主張した。