SLデゴイチの勇姿復活、和歌山 有田川鉄道公園で試運転 

有田川鉄道公園内を、白煙を上げながら試験走行する蒸気機関車D51型「デゴイチ」=25日、和歌山県有田川町

 和歌山県有田川町の有田川鉄道公園で25日、「デゴイチ」の愛称で知られる蒸気機関車(SL)D51型が試験走行した。午前11時に汽笛とともに出発し、長さ約200メートルの線路を4往復。小雨が降る中、多くの鉄道ファンらがカメラを向け、復活した勇姿に見入った。

 車両は大阪市の運送会社アチハが所有。7月下旬には、同公園で試乗や運転体験を企画している。

 同社によると、車両は1943年に製造され、46~73年に運行していた。その後、愛知県あま市の男性(故人)が取得し、今年に入り同社が購入。4月に三つに分けた状態で鉄道公園に搬入され、組み立てられた。


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