愛知県体育館の移転検討へ 「ピンポン外交」舞台 

名古屋市の愛知県体育館=22日

 愛知県の大村秀章知事は22日、米中関係正常化につながる「ピンポン外交」の舞台として知られる「愛知県体育館」(名古屋市中区)の新築移転を検討すると明らかにした。大相撲の会場としても使われる同体育館は1964年開館で老朽化が進んでいた。

 大村氏は県庁で記者団に、大相撲会場としての風格や国際大会を開催できる設備の整備、ピンポン外交の継承が重要と指摘。「これらを実現できるのであれば、前向きに検討したい」と述べた。

 体育館は鉄筋コンクリート3階建て。市が国から借りた名古屋城二の丸内の土地に県が設置している。移転先は名古屋城北側の公園が候補に挙がっている。


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