横綱稀勢の里「いい具合」 名古屋入り前の稽古終了 

稽古をする稀勢の里(右)=21日、千葉県習志野市の阿武松部屋

 大相撲の横綱稀勢の里が21日、千葉県習志野市の阿武松部屋に出稽古し、名古屋場所(7月9日初日・愛知県体育館)に向けた名古屋入り前の稽古を終えた。5月の夏場所を左上腕付近の負傷のために途中休場した横綱は「いい具合で名古屋に入れる。体をしっかりつくることができた」と納得の口ぶりだった。

 20歳の新鋭、幕内阿武咲を相手に立ち合いから押し込まれる場面が目立ち、5勝6敗と精彩を欠いた。15日から精力的に関取衆と稽古を重ねてきた稀勢の里は、疲労を認めながら「いい緊張感でやれた。阿武咲はだいぶ力がついた。強くなった」と話した。

 新番付は26日に発表される。


  • LINEで送る