2017年6月21日 13:46 | 無料公開
日本原子力研究開発機構「大洗研究開発センター」=7日、茨城県大洗町
日本原子力研究開発機構「大洗研究開発センター」(茨城県大洗町)の被ばく事故で、原子力規制委員会は21日午後、放射性物質が適切に取り扱われたかを確認するため、センターを立ち入り検査した。規制委の立ち入り検査は異例で、機構の安全管理体制の確認が不可欠と判断した。
規制委の田中俊一委員長はこの日の定例会合で、事故時の機構の対応について「プルトニウムという特殊な物質を扱う上での手順や考え方が欠けている」と指摘。「(機構はこれまで)あまりにもトラブルを起こしすぎている。立ち入り検査で安全確保の資質を確認してほしい」と述べた。