2017年6月2日 00:06 | 無料公開
【ワシントン共同】時空が揺れる重力波を世界で初めて観測した米大学などの研究チーム「LIGO」が1日、重力波の3回目の検出に成功したと発表した。お互いの回転の向きがずれた二つのブラックホールが、斜めに合体して発生したとみられ、チームは「今までに知られていないブラックホールの性質を捉えた」としている。 合体する二つのブラックホールは、合体前に互いの周りを回る「公転」をしながら、自分自身も「自転」をしている。これまでに観測した2回の重力波は、公転と自転の軸が同じ向きにそろった合体だった。