被爆者の岡ヨシエさんが死去 広島原爆投下の一報伝える 

岡ヨシエさん

 広島への原爆投下の第一報を外部に伝えたとされる被爆者の岡ヨシエ(おか・よしえ)さんが19日午後9時2分、悪性リンパ腫のため広島市中区の病院で死去した。86歳。広島市出身。葬儀・告別式は近親者のみで行った。

 高等女学校3年生だった45年8月6日、動員先の旧中国軍管区司令部にいた際に原爆が投下された。壊滅的な被害の中、広島県福山市の部隊へ連絡したのが、広島壊滅を伝えた第一報とされる。

 戦後は被爆の後遺症に苦しみながら、当時の体験を伝え、平和を訴える講演活動に力を注いだ。


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