日本の自殺率ワースト6位 政府白書、女性は3位 

 政府は30日の閣議で2017年版自殺対策白書を決定した。世界保健機関(WHO)のデータベースを基に各国の自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者数)を比べると、日本はワースト6位で、特に女性はワースト3位と高い水準だった。一方、15年の死因を5歳ごとの年齢階級別に分析すると、15~39歳の5階級で1位が「自殺」と判明。若年層の自殺が深刻との見解も示した。

 日本の自殺者数は減少傾向だが、人口比では世界的にも依然高水準であることが裏付けられた。政府は今夏、新たな自殺総合対策大綱を閣議決定する。


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