中国、異常接近報道に反論 国防省「安全に対応」 

 【北京共同】中国国防省の呉謙報道官は28日、南シナ海上空で25日、米海軍のP3哨戒機に中国軍の殲10戦闘機2機が異常接近したとの報道について「中国軍機は法と規則に基づいて米軍機の識別確認をした。対応は専門的で安全だった」と反論するコメントを発表した。

 米国防総省当局者は中国軍の行為について「危険な行動だった」と非難。ロイター通信によると、中国軍機は米軍機に約180メートルの距離まで接近したという。

 米中間では17日にも、東シナ海の公海上空で中国軍戦闘機「スホイ30」2機が米軍偵察機WC135の飛行を妨害する事案があった。


  • LINEで送る