2017年5月28日 11:11 | 無料公開
自民党の高村正彦副総裁は28日放送のラジオ日本番組で、衆参両院の憲法審査会で憲法改正論議を加速するよう促した。「各党が案を持ち寄り、十分な議論をし、3分の2の賛成が得られるところを発議する手順に移るべき時期だ」と述べた。 9条1、2項を維持し、自衛隊を明記する安倍晋三首相の案は12年の党草案にはないと疑問視する党内の意見に関し「実現可能で、今より良くなる」と反論。「自衛隊は違憲とそしられる状況を変えることが必要だと感じるか、政治家としての感度の問題だ」と語った。 自衛隊の活動が拡大するとの懸念には「首相は自衛隊の活動範囲を広げる考えはない」と指摘した。