首相、新迎撃システム明言 対北朝鮮で防衛力強化 

 【タオルミナ共同】安倍晋三首相は27日)、イタリアでの先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)出席を終え、タオルミナ近郊のホテルで記者会見した。北朝鮮の脅威に対し、新型ミサイル迎撃システムの配備などによって防衛力強化を図る考えを示した。「厳しくなった安全保障環境を考慮し、日本人の命、安全を守る」と述べた。テロとの戦いのため「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案について「確実に成立を期す」と強調した。

 北朝鮮に関して「日米で防衛体制と能力向上を図ることで合意した」と言明。イージス艦を現在の6隻から8隻態勢へ増強することに関し「実現を急ぐ」とした。


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