イスラム圏でラマダン開始 外務省、テロ注意呼び掛け 

 【カイロ共同】サウジアラビアやエジプトなど多くの中東諸国などで27日、イスラム教の最も神聖な月、ラマダン(断食月)が始まった。期間は約4週間で、原則として日の出から日没まで飲食が禁じられる。

 日本の外務省は、近年ラマダンに多くのテロが発生しているとし、標的になるような集団礼拝が行われる金曜日には特に注意するよう呼び掛けている。

 昨年のラマダンでは、過激派組織「イスラム国」(IS)の呼び掛けに応じるように各国でテロが続発した。バングラデシュでは飲食店襲撃テロが発生、日本人7人を含む22人が犠牲となった。


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