PKO部隊の帰国完了 南スーダン、隊長ら40人 

南スーダンでのPKOから帰国し、羽田空港に到着した陸上自衛隊員=27日朝

 南スーダン国連平和維持活動(PKO)に参加していた陸上自衛隊部隊のうち、最後まで現地に残っていた田中仁朗隊長を含む11次隊の約40人が27日、帰国した。第9師団(青森市)中心で、安全保障関連法に基づく「駆け付け警護」の新任務を初めて付与されたが、実施されることなく5年強の活動が終了した。

 25日に首都ジュバを出発し、羽田空港経由で青森空港に到着、家族や同僚の出迎えを受けた。その後、師団司令部がある青森駐屯地に移動する。昨年11~12月に約350人が現地入りし、道路補修などの活動に従事。政府が今年3月に撤収を決め、約310人は3陣に分かれて既に帰国した。


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