2017年5月26日 18:12 | 無料公開
昨年4月の熊本地震で、被害が集中した地域の住民の7割が、地元に活断層があるのを「知らなかった」と文部科学省の調査に回答したことが26日、分かった。存在を知っていた人でも半数以上は「地震は多分起きないだろう」と考えていた。 活断層への住民の認識が十分でない中、2度の最大震度7の揺れに襲われたことが浮き彫りになった。気象庁が発表した余震の確率についても「大きな余震はもう起きない」と解釈され、避難に生かされていなかった。 調査は昨年11~12月、被害が大きかった熊本市や益城町など熊本県内の14市町村を対象に実施。