与謝野元財務相が死去、78歳 政策通、消費増税を推進 

2007年8月、安倍改造内閣の新閣僚を発表する与謝野馨官房長官=首相官邸

 元自民党衆院議員で、財務相や経済財政担当相を歴任した与謝野馨(よさの・かおる)氏が死去したことが24日、分かった。78歳。東京都出身。関係者が明らかにした。

 歌人の与謝野鉄幹、晶子夫妻の孫。東大卒業後、中曽根康弘元首相の秘書などを経て1976年に初当選。文相、通産相、自民党政調会長、官房長官などを歴任した。政策通として知られ、政界きっての財政再建論者で消費税増税派でもあった。衆院当選10回。

 2006年にがんの手術を受けた後に復帰。08年8月に福田改造内閣で経済財政担当相に就いた。


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