原発事故初公判は6月30日 東電の勝俣元会長ら3人 

東京電力の勝俣恒久・元会長、武黒一郎・元副社長、武藤栄・元副社長

 東京地裁(永渕健一裁判長)は24日、津波対策を怠り福島第1原発事故を防げなかったとして、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東京電力の勝俣恒久元会長(77)ら旧経営陣3人の初公判を6月30日午前10時から開くと決めた。

 他の2人はいずれも東電の原子力・立地本部長を務めた武黒一郎元副社長(71)と武藤栄元副社長(66)。大津波の襲来を3人が予測できたかどうかが最大の争点となる見通し。

 起訴状によると、3人は大津波を予測できたのに原発の運転を継続した。


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