工学系教育6年一貫制の導入提言 大学の改善策で文科省会議 

 文部科学省の有識者会議は24日、会合を開き、工学部を中心とした大学の工学系教育の改善策についての提言を大筋でまとめた。学部の4年と大学院修士課程の2年で一体的なカリキュラムを組む学部・修士6年一貫制を導入するなど教育課程の柔軟化が柱で、文科省は本年度内に、制度設計に向けた検討に着手する。

 ITなど、変化の激しい産業分野で活躍できる人材育成の在り方を話し合ってきた会議は、現在の工学系教育が、それぞれの専門分野ごとに縦割りにされ、学生の成長を妨げる要因になっていると分析。

 6年一貫制として時間を十分確保することで、柔軟なカリキュラムを組むことができる。


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