3省庁、商工中金に立ち入り検査 責任追及、長期化も視野 

本店前に掲げられた商工中金のマーク

 国の制度融資で不正が発覚した商工中金に対し、金融庁、経済産業省、財務省は24日、立ち入り検査に着手した。3省庁は既に業務改善命令を出しており、合同検査で不正の背景や組織運営の問題点を洗い出す。長期に及ぶ検査も視野に責任追及を徹底する構えで、新たな不正が判明すれば追加の行政処分につながる可能性もある。

 商工中金は3省庁から今月9日に業務改善命令を受け、6月9日までに再発防止策などをまとめた業務改善計画を提出することになっている。商工中金の自主的な調査では原因究明がおろそかになる懸念があるため、ノウハウを持つ金融庁が主導して厳格に検査する。


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