2017年5月24日 01:07 | 無料公開
【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は23日、シリアの化学兵器問題に関する公開会合を開催した。国連の中満泉軍縮担当上級代表(事務次長)は1日の就任以来、初めて安保理議場で国連を代表して情勢報告を行った。 中満氏は化学兵器問題について「国連が中立の立場に立つことのできない問題だ。いかなる状況でも化学兵器の使用は正当化できない」と強く批判。シリアで化学兵器関連施設の査察を実施している化学兵器禁止機関(OPCW)が、治安上の理由で3カ所の施設に近づくことができない状態が続いていることにも懸念を示した。