永世獲得、渡辺棋王就位式 「大きな喜び」 

将棋の第42期棋王就位式で就位状を披露する渡辺明棋王=23日、東京都内のホテル

 将棋の第42期棋王就位式(共同通信社主催)が23日、東京都内のホテルで行われ、5連覇を達成し、史上2人目となる永世棋王の資格を得た渡辺明棋王(33)に日本将棋連盟から就位状が、共同通信社から賞金と賞杯、永世称号への褒賞金と副賞がそれぞれ贈られた。

 永世棋王は1995年、羽生善治3冠(46)が獲得して以来。棋王戦5連覇が条件で、引退後に名乗ることができる。

 5番勝負はホープ千田翔太六段(23)が挑戦者。渡辺棋王は第3局を終えて1勝2敗と追い込まれたが、巧みな勝負術で逆転防衛。

 渡辺棋王は「永世棋王は大きな喜び。今後はそれに恥じない将棋を指したい」と述べた。


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