2017年5月1日 13:11 | 無料公開
中満泉氏
【ニューヨーク共同】国連の軍縮部門トップである軍縮担当上級代表(事務次長)に中満泉氏(53)が1日、就任した。日本人女性が国連本部事務局の事務次長となるのは初めて。核軍縮に向けた国際的な取り組みを推進する役割を担うことになる。
国連では今年3月に核兵器を非合法化し廃絶を目指す「核兵器禁止条約」制定に向けた交渉が始まり、反対する核保有国と推進する非核保有国の対立が先鋭化している。中満氏は双方の調整役としての手腕も問われることになる。
中満氏は1989年に国連入り。旧ユーゴスラビア紛争時に難民保護に当たるなど国連を代表する難民問題の専門家の一人。