メーデー「仕事と生活の両立を」 働き方改革訴え 

連合の第88回メーデー中央大会で塩崎厚労相(上)に声を掛けられ笑顔を見せる東京都の小池百合子知事=29日、東京・代々木公園

 連合は29日、第88回メーデー中央大会を東京都渋谷区の代々木公園で開き、神津里季生会長が「痛ましい過労死を防ぎ、みんなが仕事と生活を両立できる社会に向けて、労働時間を最適化していかないといけない」と訴えた。民進党の蓮舫代表や塩崎恭久厚生労働相、東京都の小池百合子知事も出席。働き方改革を意識した発言が目立った。

 神津氏は、政府が残業時間の上限規制の導入に動きだしたことに触れ「上限ができても、そこまで働かせていいという誤解や悪用を許してはいけない」と強調。今春闘については「4年連続の賃上げの流れをつくりだした」と評価した。

 連合によると、約4万人が参加。


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